松本 隆 の「自然のままに」

宮崎で日本共産党の活動をしている松本隆の記録です。

墓参りの帰りに見た断層

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 そういえば連休中、父の墓参りの帰り道に、おみやげ店のある展望台に寄りました。見晴らしのいいところでした。父は、生まれて育ったのは長崎市内なのに、こちらに来たのも兄弟が多かったためです。こちらは父の叔父がいました。戦中、戦後なので、多くの人もそうだったように、父もひもじい思いをしたようです。魚をとって食べたことも聞いたことがあります。この海なのかなと思いつつ、自然の美しさを満喫しました。また、父がここにいた時に長崎市には原爆が落とされ、被ばくした親戚がこちらに避難したようです。

 写真の中央にみえる山がへこんでいますが、ここに断層が走っているそうです。説明によると、両側から引っ張り合う力によって断層があり(正断層)、右側が下がってへこんでいるとのこと。今でも年間1点何ミリか離れているそうです。1ミリだと10年で1センチ、100年で10センチということになります。人は長く生きても100年でしょう。人の一生と自然との時間軸の違いを感じます。原爆が落とされた時は、今と何センチしか違わないでしょう。原発や核兵器でいま自然を壊すことがあってはなりません。美しい自然は永く後世の人たちへ。