松本 隆 の「自然のままに」

宮崎で日本共産党の活動をしている松本隆の記録です。

TPP緊急シンポジウムを開きました(9月26日)

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紙智子参院議員は、TPPはアメリカがアジア経済の取り込みを狙い乗り出してきたものだと解説し、現在の到達点について報告しました。高田慎吾医師は、医療分野に関わる問題について報告。特に、多国籍企業が国を訴えることができるというISD条項はどう考えてもおかしい、と強調しました。

アメリカがカナダ、メキシコと結んでいる北米自由貿易協定には、すでにこのISD条項があり問題になっています。これまでにも、アメリカ企業が廃棄物処理場を建設しようとしたことに対し、メキシコの自治体が環境保全を理由に建設を不許可としたことがありました。アメリカ企業は、不当だとして、メキシコ政府を提訴し、2000年、政府は1600万ドル(12億円)の賠償を命じられました。裁判は1回限りで控訴もできず、判決の内容も公表しない不透明なものです。自分の国のルールを自分たちで決めるという、国民主権の侵害につながります。これは本当にひどい。

農民連顧問の村尻さんは、農産物の品目ごとに宮崎が全国で何番目かを紹介しました。自然環境もよい宮崎は全国上位の品目が多い。改めて宮崎の農業の大切さを感じました。

紙議員は、政府は、世論と運動に押されて、TPP参加表明を見送ってきていると報告し、TPP反対の一点での共同をさらに広げるともに、選挙の争点に押し上げ、TPP反対派を国会の多数派にしようと訴えました。その後、参加者から質問や意見が出され、3人のパネリストの方が答えました。

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終了後、紙さんと記念写真。紙さんは、若いころバレーボールの選手だったので背が高くかっこいい。私と正反対です。まぁ背はしょうがないとしても、紙ならぬ髪くらいあったらねぇ。

紙さんや党関係者と食事に行って、冷汁を食べました。おいしかったです。紙さんのHPの活動日誌に写真が載っていました。