松本 隆 の「自然のままに」

宮崎で日本共産党の活動をしている松本隆の記録です。

8月16日(金) 原発再稼働反対ウォーク56回目

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 今日はお盆あけで少ないかなと思っていたら40人も参加されました。みなさん、本当に熱心です。今回は私も、ブログに書いたことをスピーチさせてもらいました。

 ドイツから青年が参加されていました。核のゴミ処理施設の問題で活動してきたそうです。

アメリカは、核戦争に備えて核シェルターを作るため防空壕の調査をしていたとは!

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 長崎に帰省した間に原爆資料館に行きました。20~30代の若者ばかりでした。私のような元若者はほとんどいません。若い人達にほんとに見てほしいですね。私は3時間半もみてまわりましたが、それでもまだ満足しません。終了時間になってしまいました。それから平和公園に行くと、バス道路から公園に上がる階段の右側の横っ腹のところに防空壕が整備されていたので、これは見たことないなと思って説明書きを読みました。

 防空壕は2012年に国土交通省が調査したとのこと。中には入れませんが、がれきが散乱しているそうです。説明書きによると、アメリカは、原爆投下後、防空壕の生存者から聞き取り調査をしているとのこと。防空壕のどこにいた人が死亡して、どこにいた人が生存しているかを印でつけています。調査した目的は、第二次世界大戦後に核戦争が予想されると考え、核シェルターをつくる参考にしたとのことです。なんとも恐ろしい話です。

 しかし、日本と世界の核兵器をなくせとの人々の世論と運動によって核兵器は使われていません。これからも運動を強めて核兵器を廃絶させましょう。

被爆者の「平和への誓い」に拍手もしない安倍首相

 今年8月9日の平和式典で田上長崎市長は、核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委員会で日本政府が核兵器の非人道性を訴える共同声明への署名を拒否したことをあげ、政府に対し「被爆国の原点に返れ」と厳しく批判しました。

 また、被爆者を代表して築城昭平さん(86歳)が自らの被爆体験を語るとともに、共同声明を拒否したことに「憤りを禁ずることができない」と述べました。さらに、原発再稼働や輸出、憲法改定の動きに懸念を示し「平和な世界をつくることは、私たちすべてのおとなの責任だ」と述べました。

 安倍首相はこれをどう聞いたのか。今度の参院選で当選した日本共産党の井上さとしさん(広島での被爆2世です)が、党の集会で地元紙を引用して紹介しました。

 私はお盆休みに実家の長崎に帰って、長崎新聞を広げてみてみました。そしたら「式典会場が年老いた被爆者の力強い決意を称賛する拍手に包まれる中、首相の両手は一度も動かなかった」と。

 被爆者の声に拍手もしない、国民の声に聞く耳を持たない首相。ほんとにひどいですね。

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 お盆休みで帰省中、平和公園に行ってみました。(8月14日)

原発再稼働反対ウォークは今日8月9日で55回目

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 福島第一原発は、放射能汚染水が海に流出する異常事態です。「しんぶん赤旗」8月5日付一面で、政府は再稼働や輸出には前のめりなのに、汚染水対策にあたる経済産業省資源エネルギー庁の汚染水処理対策委員会が、4月に発足して以降3回しか会議を開いておらず、東電が先月投票日の翌日22日、汚染水が海に流れ出したことを認めたあとも会議を開く予定すらたっていない「休業」状態にあることを報道しました。この報道が効いたのか、経産省では、すぐ開くことになったようです。

 

 今日のウォークは、37名の参加でした。みなさんもご一緒に歩きましょう。写真では「9条の会」の人が9月8日(日)に予定されている安斎育郎・立命館大学名誉教授の講演会を紹介していました。日本での第一人者の先生です。宮崎にまで来てもらえるとはありがたい。楽しみです。

 

核兵器をなくそう

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 今日8月9日は、長崎に原爆が落とされた日です。私の実家は長崎市にあり、家にいたおばあちゃんは被爆者でした。20年くらい前に亡くなりましたが、話を詳しく聞いたことがありませんでした。最近、母にも尋ねてみましたが、やはり聞いたことがないと言います。私が子どものころは、まわりに被爆者の方はたくさんおられて特別に意識したことがありませんでした。いま被爆者の方が少なくなっています。私が宮崎で知り合った被爆者の方も今年亡くなってしまい、残念でなりません。その方は被爆体験を積極的に話されていました。被爆者の方の「二度と過ちをくりかえしてはならない」との思いを引き継いで生きなければと今日決意をあらたにしました。

 今日は、山形屋前で、宮崎県原水協に加盟している団体のみなさんと「核兵器全面禁止のアピール」署名を行いました。原水爆禁止日本協議会(原水協)が取り組んでいるもので、潘基文国連事務総長も署名をよびかけています。この署名は国連に届けることになっています。

これからも「原発再稼働反対」「原発は直ちになくせ」でご一緒に

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 参院選では、たいへんお世話になりました。ブログを長い間更新しておらずにすみません。また再開させていただきます。 

 8月2日(金)は、いつものように原発再稼働反対ウォークがありました。県庁に午後6時に集まって(写真)、九電宮崎支店まで歩きます。これからも他党派や無党派のみなさんとも、一致点を大切にして活動することが大切ですね。

 それにしても東電は、ひどいですね。参院選が終わるのを待ったかのように、投票日翌日22日、高濃度の放射性物質に汚染された地下水が海に流出していたことを認めました。事態はますます悪くなっています。こんな時に、原発再稼働を急ぎ、また輸出をするなど考えられません。この暴走をみんなで力をあわせて止めましょう。

橋下暴言と、人を人間扱いしない政治

 侵略戦争を遂行するために、女性をその道具のように扱う橋下暴言。公人が堂々と発言するとは恐ろしい。そして、安倍首相は、参議院で日本共産党議員が「橋下発言は間違っていると述べよ」と求めたのに対し、最後まで橋下発言を否定も批判もしなかった。日本の政界がどれほど異常かをさらけだしてしまった。過去の誤りは真摯に反省し、「慰安婦」問題を解決すべきです。

 人をモノ扱いすることでは、派遣労働もそうです。正社員を安上がりの派遣に替え、必要なくなったら切ってしまう。以前に派遣切りが吹き荒れ「派遣村」が話題になったころ、私は党議員らとともに、宮崎で最も多く派遣切りを行う大企業へ、直談判に行ったことがあります。総務部長さんが言った、派遣会社に今月は何人と「発注」するという言葉が、私は忘れられません。「人をモノ扱いか」と私は怒りの声を上げたように思います。派遣の制度は自民党政権が、財界・大企業の要請をうけて行ったものです。権力者は、人をモノ扱いして罪悪感もありません。今は「ブラック企業」というのが問題になっています。どれほど、特に若い人達が苦しめられていることか。こんな社会を一緒にたたかって変えましょう。そして若者を支えましょう。